EXHIBITION:
高木倶は、沼津で長年にわたり活動をしてきた画家です。彼の作品は、現代社会の喧騒から離れた静かな空間で、私たちに深い思索を促します。彼が描くのは、ただ美しい風景や形だけではありません。日常の中で見過ごされがちな物や場所、そして忘れられた記憶に対する深い洞察が表現されています。
彼の筆の先に現れるのは、廃墟となった場所や、時の流れに取り残された物たち。これらは単なる無機質なものとしてではなく、どこか温かみを感じさせ、見る者に静かな感動を与えます。本展では、そんな高木の作品を通じて、時の流れに消えゆくものの美しさを再認識し、日常に埋もれた静かな力を感じ取ることができるでしょう。
高木倶 TAKAGI Tomo (1924–2016)
東京生まれ。沼津を拠点に絵画制作を行い、国内の百貨店や国内外のギャラリーで発表。バーレーンの首都マナマで開催された国際展に招待されるなど、高い評価を得た。沼津市千本浜海岸をはじめ、各地にレリーフ彫刻のパブリックアートを制作。
展覧会